「去年は沖縄に行ったから今年はどこに行こう」なんて、言っていたはずなのに
「北海道がいい」とか「ネズミの国」がいいとか言ってたはずなのに
気がついたら那覇空港にいてしまうような沖縄好きの戯言です
No.10 お待たせしました コールセンターです
仕事の電話なのに、相手の言葉が”うちなーグチ”だった時の妙な嬉しさ
お客さま番号を入力すると「仲村渠」と表示された(はい、沖縄の方と確定しましたぁ)
話が熱を帯びてくると、お客様の方言度合いが高まってくる
(私フリガナを見なくても「なかんだかり」様って読めるのですよ!と、話かけたい衝動に駆られる)
「だからよー! わぁが来るって言ってる訳よ」
「なんでよや、そーなる意味がわからんさー」
「おかしなこと言わさんけぇ」
あああ、”答え”を言ったら電話が切られてしまう。もっと、話を長引かせて”うちなーグチ”を聞きたいけれど、ダメだダメだダメだ、仕事仕事仕事
「だからよー」
(嗚呼ぁ、2度目の「だからよ」を頂きました、やむを得ませんお答えを言う決心がつきました)
『お越しいただくには予約が必要なのですが、ただ、今、お話をお伺いしておりましたところ、少し勘違いなさっておられまして、この機能はお客さまの契約の”追加サービス”となりますので、新たな料金はかからないのです。・・ああそうです、無料です。今まで通りお使いいただける事に加えて、このサービスも利用できるようになったと、いう事でございます」
「ああ、そうね。急に便利なサービスが使えたから、お金がいると思って。それならいいんです、ありがとね」
「いいえ、ご利用ありがとうございました(にふぇーでーびる)」とか、言ってみたい衝動に駆られた。
No.11 あったら見てみたい 沖縄Movie的な!
昔、”ナビィの恋”って沖縄映画が面白かった!”ホテルハイビスカス” はかなりの秀作で、ナイナイの岡村が主演だった ”てぃだカンカン” もモデルとなった「さんご畑」に行ってしまうほど面白かった。だから、観たくなる沖縄映画のタイトルを妄想してみた。
○ シークワサー通り
(国際通りで働く女性が、東村に住む男性に恋をした話)
○ たっくるされるよ
(叩き殺すが口癖のオバーがイリオモテヤマネコと暮らす話)
○ 万座毛
(琉球王朝末期、邦に忠義を尽くす親方と国王の苦悩を描いた問題作)
○ ちむどんどんドーン
(ヤンバルに住む女性が東京のレストランで成功する話のパクリ)
○ ちゅらさんが転んだ
(NHKに憧れるRBCの女子アナが成長していく朝ドラ風ドラマ)
○
龍の背で暮らす
(永い眠りについた龍の背で、ヒトはクニを作った)
○
ワーはデージ好きになったヤーとウージの木の下でシタいわけ
(純朴な男子中学生が不純異性交遊を夢見る話)
○
ニライカナイの時計
(タイムループを繰り返し、琉球統一を目指す若き王を描いた人気アニメの映画化)
○
ペルリとリトルドラゴン
(日本の開国を迫るペリーが浦賀の前に立ち寄った琉球の話)
○
白球の行方
(甲子園の土を海に捨てた球児が監督として全国優勝を果たすまでの感動ドキュメント)
○
薄給の行方
(給料が極めて少ないのに勝手に多忙を極める準地方公務員オオシロさんの奮闘記)
○
ハルサミヨー、ナツサミヨー、あきさみよー、フユは?
(移住者の”ナツオ”がタコス屋の”フーユー”に恋するハートフルコメディ)
○
おばぁ!それワンのスマホだわけ
(暴走オバーに振り回される孫娘の悲哀)
○
シン・琉球王朝
(沖縄県が日本から独立する話を庵野監督が描く)
○ 新入社員「肝高の阿麻和利」
(現代に転生した阿麻和利が財政に苦しむ地方都市を再生させる?)
○ KEONOUHI(京の内)
(琉球王朝発祥の地は、神々の降臨の地か魔物が顕現した地なのか)
方言の使い方が間違っていてもご容赦ください、足りなくても”沖縄愛”故です。
いくらでもタイトルが思いつきそうですが、本当に見てみたい!
No.12 ひと目で”良い人”だとわかる時
向かいの座席のオヤジがミンサー柄のバッグを持っていたから、思わず顔を見たけれど、割と薄めの顔立ちで沖縄県出身には見えなかった。でも、もう一度、車内広告を見るフリからのチラ見で僕が確認できたのは、派手ではないものの襟元に紅型のラインが施されたシャツだった。
あれは、”かりゆしウェア”だ! と、いうことは、このオヤジは沖縄好きだ。
ひょっとしたら
このオヤジさんではなくて、沖縄好きの奥さんに着せられて持って行かされているのかも知れないけれど、素直にかりゆしウエアを着てミンサー柄のバッグを持っているところを見ると、このオヤジさんも、なかなかの”好きもの”に違いない。
ミンサー柄を携えて、かりゆしウェアを着ているなんて「きっと、良い人」だ。
