沖ハマりの日常 vol.7

沖ハマりの日常

「去年は沖縄に行ったから今年はどこに行こう」なんて、言っていたはずなのに
「北海道がいい」とか「ネズミの国」がいいとか言ってたはずなのに
気がついたら那覇空港にいてしまうような沖縄好きの戯言です

スポンサーリンク

№18 沖縄クイズをしてみたけど・・・

僕が主催する社内サークル「沖縄料理を食べて文化を知る会」では、月に1回程度の頻度で研修会という名目で沖縄居酒屋で親睦会をしているのだけれど、今回は会員外の社員から泡盛をいただいたので、”泡盛争奪沖縄クイズ大会”を開催してみた。

では!
第一問 ”フーチバ”って何のこと?(ヒントは野菜!)、第二問”ジーマミー豆腐”のジーマミーって何?(千葉が産地で有名)・・・いい調子で問題を作っていたら、覗き込んだ妻が口を挟んできた。

「こんな問題だと、簡単すぎて盛り上がらないよ」 と心配された。「フーチバなんかみんな知ってるって」「ジーマミーも食べたことがあったら、すぐ分かるやん、ヒントつけるの甘すぎやて」僕は『ある程度わかる問題の方が盛り上がるって』と妻に言い、続きを書き出す。

第三問 三線に使われる蛇は①ハブ、②ニシキヘビ、③アオダイショウのうち、どれでしょう?
また、妻があきれたように言う「いや、サイズからしたら一択やん」、『いや、沖縄やからハブって答える人もいるって』(あんたも最初はハブって思っていたやん、とは言わない)、
第四問 沖縄で「その店ならニシに行けばあるよ」って言われたアナタはどの方向へ進む? ①東、②南、③北 「ああ〜あえて西を選択肢から外すわけね、これはいいわ」妻からお褒めの言葉をいただいた。 
第五問 ”てびち”ってなんのこと? ①豚足、②手袋、③着物の模様 「いや、これは皆さんをバカにしてるわ!テビチなんか選択肢いらんよ、あ、いや、でもテビチが着物の模様に書いてあったら・・まぁ受けるけど・・テビチ柄の西陣織とか受けるなぁ」一人で妄想する妻に、いちいち構うのはやめた。

・・・・・

三線アップ

妻は満点が続出した時の事を心配してたけど、全12問の3択問題で”満点”は一人もいなくて最高得点は9点でした。ちゃんと、三線の皮を「あ!簡単、ハブでしょう」と叫んでくれた沖縄好きもいて、十分に盛り上がったさー

帰宅した後に、監修?の妻に成果を報告したら「えええ、沖縄好きの集まりでしょ。あんな問題で満点がいないってこと?」関西在住なのに沖縄のサンエーのポイントカードを持ってる貴女と「行った事がある」程度の”沖縄好き”を一緒にしてはいけないよ。
「なんで?わからんかったんやろ・・」いまだに不服げな妻に言った。「だからよぉ」

No.19 五つの数字に願いを込めて

手帳くらいの大きさの宝くじの購入用紙を前にして僕らは考えている。1から31までの数字の中から5つを選んで当てるタイプの、いわゆる”ミニロト”だ。1等の当選金はおおよそ1000万円だが、僕らの使い道は決まっている。豪華な沖縄旅行だ!そのための大切な数字を適当に選ぶほど僕らは愚かではない。
当選金を考えるならロト6の方がいいのかも知れないが、理論上約600万分の1の確率に心を削るほど僕らは愚かじゃない。僕らは楽な暮らしや贅沢な毎日を望んでいるわけじゃなくて、ただ沖縄に気軽に行ける環境が欲しいだけなんだ。毎月、沖縄旅行が行きたいと甘えるほど愚かじゃないから、年に一度か二度、できたら三度くらい行けるのを夢見ているだけなんだ。
だから、そのために現実的な「行くための策」をいくつか講じている。

・数字を決める時は、必ず沖縄の映像と沖縄の音楽をテレビで流す・・・これは、”願い”を”祈りの力”に変える重要なプロセスで、青い海とやんばるの森を感じながらその場に居る自分を想像させ、さらに沖縄民謡を重ねることで”行きたい想い”を”願い”に変えて”祈り”に昇華させるのだ。すると、魂の高次元な世界から”当たるための数字”が舞い降りてくる。

・その神事にも似た作業を己の欲で汚してしまわぬように、必ず複数人で行い、降りた数字が一致したものだけを採用するのだ。強すぎる”想い”は”欲”に変わってしまうのに気付かないほど愚かではないから、互いを自制して”正しい数字”が降りてくるのを待っている。

・この1から31の数字から選ぶ宝くじであることに気付いた僕が、「琉球暦」の”活用”に気付いたのは必然だったろう。この暦の素晴らしい力を活用するために、まず、購入すべき日を書かれている吉兆から決めた。さらに、その日の購入に適した人材を当月の運勢で判断していく二段構えの策だ。買う日だけに頼るほど、僕らは愚かではなかった。

・なぜ「琉球暦」と出会ったのか?この本では1日から31日の各日の運勢の良し悪しが◎◯●△▲で表示されているので、吉日である◎を選んで数字を決めようとしたけれど、そんな単純な事ではなかった。そこで、印ごとに過去の当たり数字を分類してみると、当選数字に印の偏りがあることに気付いたのだ。つまり、この日は◯から4つも出ているとか、△と▲が多いとか、だけれど、印の偏りがどのパターンになるのかまで特定できないと、数字が選べなかった。でも、ここで諦めるほど僕らは愚かでなかった。ロトの抽選日の九星(二黒とか八白とかのアレ)に気付いた僕らは九星ごとに印の偏りが生まれている(ような気がする)ことに気づき、購入日の九星を知る事で、おおよそのパターンを把握したのだ。

琉球暦ももう7冊目だから、そろそろ大金が当たるだろう。活用して7年も当たっていないわけではないよ、活用する事を思いついたのは3冊目くらいだから。数年間の宝くじ投資金額を合計したら、沖縄旅行代くらい溜まっていたことに気付かないほど、僕らは愚かじゃない。少しだけ愚かなのは、「そろそろ当たるで!」と本気で思っていることだ。

タイトルとURLをコピーしました