「去年は沖縄に行ったから今年はどこに行こう」なんて、言っていたはずなのに
「北海道がいい」とか「ネズミの国」がいいとか言ってたはずなのに
気がついたら那覇空港にいてしまうような沖縄好きの戯言です
No.20 こんな沖縄情報が欲しい
数年前から、僕らと沖縄仲間の友人たちが、ほぼ毎年のように訪沖している。過去にはご一緒したこともあったけれど、年を重ねてからはそれぞれの家族単位で行くようになった。僕らも初沖縄から数えると、微増ながら収入も増えたから、毎年のように沖縄に行けるようになったけれど、だからこそ、生まれた悩みがある。
お土産選びだ!
「お互いに何度も行っているから、互いにお土産は無しにしようね」と会うたびに話しているのだが、なぜか互いにその約束を反故にしてしまう。なぜか?の答えは知っている。互いに毎年訪沖するくらいだから、定番土産の”紅芋タルト”は渡せない。”ちんすこう”はすでに論外だが、”ちんすこうショコラ”は初回限定でお土産にできた。そう、何度も沖縄に行ってる友人に「え?何これ、こんなの知らない」と、言わせたいのだ。
「たんかんドレッシング」は内地で買えないので好評だったが、「知らない」と言わせるものが見つけられない時は、「brown sugar(ヒハツモドキ)」や「沖縄そばの出汁」などと共に「沖縄でしか買えないもの」カテゴリーに登録された。
そこで、こんな情報が欲しい
・国際通りの土産物屋に売っていない、沖縄の日常品
・沖縄でしか買えないモノ
・地元のスーパーにしかないもの
・膝が悪くても行く事のできる秘境
・沖縄料理クッキング教室(上級編)
・屋根に飾れる漆喰シーサーキット
・シーサー作家に一日弟子入できる券
・芭蕉布(上布)で作るかりゆしウエア
・トルティーヤを上手く揚げられる便利グッズ
・お家でできる奥武島の天ぷら粉&レシピ
昔、スーパーのポークランチョンミートのコーナーに「ガーリック味」とか 「HOT」とかあったけど、最近は「あまり見ないなぁ」・・売れなかったのかなぁ。「じゅうしぃの素フーチバ味」はお土産条件をみたしているけど、フーチバだからなぁ・・喜ばれるかなぁ??



No.21 行けない北海道
沖縄で感動的に美味いものを食べるには、僕らの予算案では心許ない。甘味があり口の中でとろけると言う脂を持つアグー豚は美味いと聞くが、豚に5000円出せるか?7000円出せるか?10,000円出せるのか?って話だと思う。僕が好きなファミレスの豚しゃぶと桁外れの感動が得られるのだろうか?
柔らかな肉質で甘味のある石垣牛・・「200gで16,000円なら安い方だよね」って、言えないっす!泡瀬のビッグハートの特製ステーキ200g 2,610円だけど美味いぞ!名護ステーキも美味しかったけど4,000円超えて「高っ」て思ってしまったぞ。
「1万円のお肉を食べるならパラセーリングで沖縄の海を眼下に見下ろしたい」って思わないですか?
僕、何度も沖縄に行きたいので、そんなに贅沢旅はできないのです。
それに、どうせお金を出すなら北海道なんて美食の宝庫でしょうね。定番のマグロやサーモンだけでなく、エビ・イクラ・ウニ・ホタテ・カニまで入った小樽の海鮮丼が2,200円だって!写真で見ただけで絶対美味いヤツじゃないですか!函館には表面をウニとイクラだけで覆った丼が3,278円ですって、痛風持ちの僕がプリン体に立ち向かう勇気を持ってしまうかも知れない。どうせなら、ビールと焼き鳥じゃなくて、こんなに美味しい丼を食べて医者に叱られたい。ステーキだって200g14,300円・・・これは、美味しいだろうな。でも、僕の好きなジンギスカンなら安いはず!北海道では海鮮とジンギスカンを食べたいと思います。
もともと海鮮が好きだから、どう考えても沖縄より北海道の方が美味しいものが多そうだ。なのに、食べたい料理を思い浮かべたら、”アメリカンタコス”が出てきた!とうもろこしのトルティーヤをバリバリに揚げた方だね、チャーリータコスやキンタコのミートタコスにかぶりつきたいよね!「これ、絶対レタスがこぼれるわー」なんて、大声で笑いながら食べたい。
本部半島の中程まで車を走らせて我部祖河食堂の本店でソーキそばを食べたい!「ここのオジーがソーキそばを生み出したんだよ」って、仲間に知ったかぶりをしたい。フーチバに泣いても、コーレーグースを入れすぎても、何故だか食べ終わった後の感想は、「でも美味しかったね」って言うんだよ。

「今日は、胃がもたれるから”ゆしどうふ”にするよ」とか「軟骨とソーキのミックスね」とか、「テビチ定食」とか注文したいのよ。海鮮が大好きなのに、普段料理は沖縄料理が好きだ。ポー玉なんて、毎週のお弁当に一度は登場するスーパーレギュラーだ。だから、うちなー好きのないちゃーだけど沖縄料理をSoul foodと呼びたい。
北海道の食に憧れています、ハンパないイクラ丼やてんこ盛りウニ、深い甘みの中に漂う磯の香とトロける前に粒を感じさせる新鮮さ。「美味い!」という”絶対予想”を裏切らない”絶対美味”に憧れます。
でも、北海道には行かない、同じ予算だと沖縄に行けるから「仕方ない」 何度も沖縄に行って、また来年も沖縄に行くと決めていても、”今年の沖縄”は”今年限り”だから今年の沖縄に行ってしまう。
美食は北の大地に有ると知っていても、沖縄より食はそそられても、肉より海鮮の方が好きだけど、沖縄に小樽は無いから、食べられないのは仕方ない。
いつか、”1万円のお肉を食べた日にパラセーリングを予約できる”くらいになって、「秋に沖縄に行く予定が決まっているから、春に北海道に行ける」日が来るかも知れない。