ややこしい仕事の合間にみる沖縄の写真♡ 癒し気分で見ていたのに勝手な妄想が膨らんできた！ この写真に”そんなドラマ”は無いのに・・・
第3話 こんな嘘はたまらない
「えええー無理だってそんなの」 美ら海水族館でクラゲを見ていた時に、手をつないでいた孫娘がいきなり叫ぶ！『どうしたの？』と、つないだ手を離さずに僕が聞くと
「あの真ん中の光ってるクラゲがね、”さっきのTシャツが欲しかったら爺ちゃんに言ってみたら”って、言うの！」なんだかセリフめいた口調で、変なことを言い出したぞ。『クラゲが言ったの？』僕は、膝を折って孫娘に顔を近づけながら聞いてみた。
「うん！」
さっきの棒読みと違って、元気な返事が返ってきた。（そういえば、さっき誰か着ていたなぁ、水色のジンベエのTシャツ・・・）
「クラゲさんに言われたら仕方ないね、買ったげるよ」 孫娘は目を輝かせて「やったー」と叫びながら、後ろを振り返った「買ってくれるって！バーバ」 少し離れたところで水槽を見てた妻が親指を立てた。
第4話 ハイビスカスの秘密
「知ってるか？」『ん？』 「ハイビスカス見て、エイリアンの口が出てくるの思いついたらしいで」（アメリカンビレッジで咲き誇っていたハイビスカスを見て、急に夫が変なこと言い出した） 「知ってるか？それだけ違うで、ETの指の動きもハイビスカスがヒントらしい」（？指の動きって光る中指か！） 「知ってるか？ハイビスカスはおしべの長さで勝ち負けが決まるって」（ハイビスカスの勝ち負けってなんやねん！）間髪おかずに夫は話し続けてくる
「知ってるか？昔はハイビスカスで耳掃除してたらしいで」（あんなんで掃除できるかーい、いや耳の中に花粉落ちるわ） 「知ってるか？ハイビスカス見た人がジョウロを作ったって」（いや、絶対に違うやろ） 「知ってるか？琉球王朝の妃のかんざしはハイビスカスやったんやて」（飾りやったらわかるけど、ハイビスカスで挿せるかーい） 「知ってるか？ハイビスカスのオシベって切っても再生するらしいで」（メシべにそんなん言われても困るわ）さっきから黙ってたと思ったら、ボケを考えてたな・・
「知ってるか？乾燥したハイビスカスを相手の鼻に詰めたら恋が叶うって」（そんなヤツと恋したいヤツおらんわ！）「知ってるか？ハイビスカスはキジムナーの傘って伝説」（いや、キジムナーの設定が小さすぎるやろ）
『全部、知らんけど、それだけボケた事に感動したわ』（なんで、ドヤ顔してんねん）
