沖ハマりの日常 vol.6

沖ハマりの日常

「去年は沖縄に行ったから今年はどこに行こう」なんて、言っていたはずなのに
「北海道がいい」とか「ネズミの国」がいいとか言ってたはずなのに
気がついたら那覇空港にいてしまうような沖縄好きの戯言です


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No.16 相談なんてするから

沖縄好きが職場で知られていると、仲の良い友人のちょっと外側にいるような顔見知りから、「沖縄行くんですけど、どっか良いところありますか?」
なんて、軽く聞かれることが多いのです。
沖縄大好きウチナイチャーなら必ず経験していると思うのですが、親身になりすぎませんか?聞かれていない事を話してしまうのは”もちろんの事”として、観光ガイド本に載っていない情報を織り交ぜようとしてしまいませんか?

「沖縄で何かしたい事決めてるの?何かしたい事あるの?観光?見るのか体験するのか決めておいた方が良いよ、今なら首里城は行っとくかな、夜の東南植物園も凄いよ、琉球文化とか興味ないの?文化を知るならグスクには行かないとね?グスクって”城”って書くんだけど、内地のお城は要塞って感じやけど、お沖縄のグスクは要塞と神事が混じってるのよ、お城の中に神社を備えている感じやね、首里城だけじゃないって、勝連城も座喜味城も中城も綺麗し今帰仁城なんか・・・ああ、「もういい」って、え?マリンスポーツするの?泳ぐなら本部も良いし交通の便を考えたら名護ビーチなんか寄り易いけど、オススメなら伊計島が良いけど、レンタカーを停めるのに駐車場代が必要になったから、それなりの時間泳ぐなら”採用”って感じかな。潜る?シュノーケリングとかダイビングだと恩納村とか読谷はいいよ?青の洞窟の景色は脳裏に焼き付くよ、”バッチーン”てね、それ他にも・・えええ?何?食べるところ?肉が食べたいの?ステーキが有名って聞いた?お酒の締めに食べるくらいやからなぁ・・でもどこが良いって聞かれてもなぁ・・ステーキを食べるタイミングを聞いておかないと・・何日目?北部の店か中部か?できたら食べる時の市町村を教えてもらいたいなぁ・・牛カツの店って聞いたの?それは平安座島やね、海中道路の先の島やね。でも、意外かも知れんけど車海老も沖縄産で美味しいところあるんやで。アグー豚が食べたいの。なら、しゃぶしゃぶやね?タコスって知ってる?”酢だこ”と違うで(www・・笑ってるの俺だけか)、これも「どこで食べるのか」だけど、メキシカンタコスとアメリカンタコスがあるの知ってる?コザに美味しい店あるよ、コザ・・え?あああ、沖縄市かな。何泊するの?どこのホテル?あそこは大浴場が二つあるから楽しいよ、最終日は那覇にした?ああ、国際通りに行きたいなら最終泊は那覇が便利やで。レンタカーで国際通り周辺走るときは気をつけないとアカンよ、観光客はよく捕まるからね、ええっとホテルどこだった?
いや、これくらい聞いておかないと、君にとって”良いところ”がどこなのか分からないから、え?もう行くの、あああ~休憩時間が終わったね・・・」

多くの場合は、途中で逃げられるけど、時折、僕の語りに興味をそそられた人にはセミナー状態を楽しんでくれる。だから、話を聞き終わった後で、お手製のガイドブックを作って差し上げる。

僕は、親切だけれどメンド臭い。

№17 暴走する妄想

朝の通勤時間、ラッシュの人ごみに嫌気がさしても、「40分もすると最寄り駅に着くから」と、むわっとする人いきれを必死で我慢していた時に、僕の”現実逃避規制”が働いた。
混雑でまともに立っていられない→人の熱気で暑い→人に挟まれ蒸し暑い→那覇空港だとこの暑さも気にならない→沖縄だとむしろ蒸し暑さも楽しい→じゃあ沖縄に行きたいね→久しぶりに友人たちと行くか!

彼女たちには、それぞれ旦那さんが居て”実行”は難しいけれど”妄想”ならば”自由”だ。

季節は、暑くなり始める前の4月にしよう、互いの仕事の折り合いをつけて3泊4日は確保したい、ツアー代金を考えると水曜日に発ち土曜に戻って、日曜日は休養に充てるのが理想だ。もちろん、妄想旅行は理想通りに物事が進む。

超一流ホテルに連泊で考えたいところだけれど、それでは妄想にリアリティが出ないので、ウチの予算に合わせてもらって安くあげる、と、言ってもプラスチック容器で朝のバイキングを迎えるようなホテルじゃない、あくまで超一流よりはランクを下げるって程度の話だ。アリビラ・・モントレ、万座ビーチ、オリエンタル、サンマリーナ、オリオン、エグザス・・どこにしようか?どこでも楽しいのはわかっている。連泊するけど最終日は那覇だね、これは確定でいいだろう。ただ、国際通り界隈にするか首里か那覇港か・・いや、夜の泡盛を考えると国際通りからほど近くてレンタカーを停めるのに苦労のないホテルがいいなぁ。ブロッサム、パームロイヤル、ダイワロイヤル、ああ、最近、松尾のあたりにも綺麗なホテルができていたなぁ。

最終夜は那覇市に泊まり、国際通りでライブとカチャーシーだ。
酔い覚ましに沖映通りのタピドリンク、沖縄チックに締めに肉も楽しい!

昼には沖縄に着くよう割増便になるのは仕方ない
座席は機体右側の窓際を前後に2席ずつ、最後尾付近なら2席しかないところがあるから、狙い目だ。
朝ごはんは、飛行機に似つかわしくない弁当の持ち込み。
ただの弁当じゃない、旅行直前の忙しい朝、
外が暗い内から妻が作った「ポークタマゴにぎらーず」だ!
お昼ご飯を考えて1人一個。
CAさんからスープをもらいながら
気恥ずかしさを笑いに変えて、少しケチャップのかかったご飯を頬張る!

ヤバい!
この妄想は楽しすぎて、沖縄に着く前に会社に着いてしまう。

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