「北海道がいい」とか「ネズミの国」がいいとか言ってたはずなのにー
気がついたら那覇空港にいてしまうような沖縄好きの戯言です。
№147 行けない名店[南栄?]
たぶん、恩納村の仲泊付近にあった名店「南栄」名護市内のホテルに戻る途中に家族で立ち寄ってから、気に入って何度か利用した食堂でした。海産物が美味しくて生まれて初めて「ムール貝のバター焼き」と出会った店でした。子供たちが大きくなり、高校大学と二人が進むに連れて、家計費から沖縄旅行に回せるお金がか細かった年月を経て、妻と十数年ぶりに行こうとしたけれど探し出せない。
「たしか、この辺りじゃなかったかな?」と妻に聞いても、バイパス工事などで様変わりした景色では、”地理感”と仲の良くない彼女は、「せやったかな?」と答えるだけです。記憶にあった”仲泊”の地名と記憶にない”おんなサンセット海道”のせいで見つかりません。
なんだか、負けた気がするのでネット情報を極力見ませんでしたが、いくつか「南栄」に関する記事と記憶通りの外観の写真を見て「住所」をカーナビに入力しましたが、お店が現れる事はありませんでした。記事では2016年5月に寄られたようでしたが、Googleマップを2011年まで遡ってもお店が確認できなかったので、場所が違っていたのかも知れません。

白いコンクリートに直接書かれた「南栄」を見上げるように店前にレンタカーを停めると、入口から少し下るように階段を下りて入店します。案外広く感じた店内には座敷が多くありましたが、いつ訪れても大勢のお客さんで埋められていました。最近のように観光客に人気の店という訳でなく地元の人で流行っているようでした。
とこかく、肉も海鮮も美味しくて内地の感覚だと「え!この味とボリュームで、この値段なの!」が、どのメニューにも適用されるので中南部から名護に帰る途中で晩御飯を食べる店としてリピート確定してました。
実は、最初にこのお店を見つけ出したのは「タクシーの運転手さんが行く店や地元で流行ってる店」を探した結果だったので、観光客より地元のお客さんが多い「安くて旨い店」だったのです。
本当に、繰り返して反省しますが、「行ける時に行っておかないと後悔します」
№148 慶良間の海でもらったもの
「実は、ダイビングのライセンスを持っている」と言えると、単純に「カッコいい」と思われる、と思っている。冗談めかして言うと、「マジですかぁ、ダイビングするんですか!」なんて、半信半疑と思うように素振りを見せるのをフリにして、国際的に通用するライセンス証を見せると、経験上、例外なく「おお!」と言ってもらえる。
けれど、いわゆるペーパーダイバーだ。
車のペーパードライバーのようだけれど、ペーパードライバーだって免許取得後には一度くらいハンドルを握ったことがあると思うのだけれど、僕は一番楽なCクラスのライセンス証の交付を受けた日から一度だって海に潜っていない。そう言えば、ライセンスの交付を受ける日に「なるべく早く潜りに行ってください。何カ月も過ぎると、知識も技術も忘れてしまいます」と言われたけど、20年経っている。

20年ハンドルに触れていないドライバーとどちらが危険だろう?ダイビングの方が自分の身の危険だけで済むかも知れないが、「事故る前に止める」タイミングが海の中では難しいかも知れないと思う。
ダイビングはバディと呼ばれる相棒と二人一組で潜った記憶があるので、自分だけでなくバディまで危険に巻き込むかもしれない。そう思うと、「もう潜れない」まま20年経った。20年前にはできた「耳抜き」も「水中の停止姿勢」も海中でできなさそうだ。
なまじライセンスに「更新」が不要なので、危険な時にバディに助けを求めるハンドサインも忘れているので、ゴーカートの操作方法しか覚えていないドライバーより酷いような気がする。
技術や必須項目を忘れても、ライセンスを取る際に練習した”慶良間の海”の美しさは忘れられない。
慶良間諸島のダイビングスポットは、怖いくらい透明で海底はもちろんのこと一緒に泳ぐダイバーとの距離感が狂ってしまうほどで、すぐソコに見える海の底に潜っても潜っても、たどり着かない怖さ。
目の前に広がる光景はキレイな水で満たされた水槽かと思うほど透明で、ライセンスの座学や調べた知識にあった「海の中では光も少なく、数メートル先が見えないこともある」のが完全に慶良間には当てはまらない。
ベテランダイバーでも、これほど透明な海は珍しいと言い、「不透明な海底の危険もダイビングの醍醐味だ」とも言うけど、僕らと一緒に見た海中を「本当に素晴らしい」と言わせるほど、慶良間の海は澄んでいた。
本音を言うと「また、潜ってみたい」こんな僕だけど、誰かに「ダイビングのライセンスを取ろうかな?」って相談されたら、「機会があるなら絶対に取った方が良い」と言うだろう。
海底18mで聞く音、見上げた海面、透明な海を漂う浮遊感、いくつかの[幸運]も必要だけれど、身近な人と潜れば「慶良間は一生話せる思い出をくれる」、疎遠になる人たちと潜ったって、「慶良間は一生話のネタにできるライセンス証をくれる」


