沖ハマりの日常 vol.52

沖ハマりの日常

「北海道がいい」とか「ネズミの国」がいいとか言ってたはずなのにー
気がついたら那覇空港にいてしまうような沖縄好きの戯言です。

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№143 おきなわのじいちゃん

孫息子が幼稚園の頃に、僕の顔を描いた絵をくれた。

顔の横に”おきなわのじいちゃん”と書いてある。もっとも、「な」と「ん」の字はあやしく、一文字ずつAIが判読したら「お」「き」「?」「わ」「の」「じ」「り」「ち」「か」「?」と読んでしまうかも知れないけれど、僕の脳は前後の繋がりと普段の爺ちゃん事情を考慮して、最初から「おきなわのじいちゃん」と読んでくれる。

ただ、正確に言うと、「僕は沖縄好きの爺ちゃん」なんだけど、孫が書いてくれた「おきなわのじいちゃん」は、沖縄好きにはタマラナイ!

髪の本数には言いたい事もあるけれど、妻の顔を描いた絵には、”◯◯のばあば”と大阪の地名が書いてあったから、沖縄好きの爺ちゃんは”おきなわのじいちゃん”と書いてくれたのが、かなり嬉しい!

でも、幼稚園の先生はきっと勘違いしたままだと思う。

№144 うちなーぐちは覚えたいけど”沖縄語”は違うと思う

「うちなーぐちを話せるようになりたい」と言っている僕のために、妻が図書館で本を借りて来てくれた タイトルは”沖縄語(仮)”

僕がうちなーぐちを”沖縄語”と捉えた事はなかったけど、「沖縄の言葉は日本の古語に近く体系的には方言と言うより独立した言語である」と、どこかで聞いたような覚えがある。理屈は分かる、理屈は分かるけど、”しまくとぅば”や”うちなーぐち”が”沖縄語”と見た目を変えただけで、僕は中学一年生で初めて見た英語の教科書の記憶が甦る。

目の前の本を少しめくってみると、開いたページのアタマに<文法解説「動詞の否定形」>って書いてある。もうこの書き方が教科書(リーダーだったかグラマーだったか忘れたけれど)みたいで、英語の成績が全校下位に沈んでいた記憶がよみがえる。

教科に”英語”がなければ学校で賢い部類に常駐できたのにと、常々思っている僕は「文法なんか知らんでもアメリカに住んだら英語話せるわ」と言い訳するのが口癖だった。

でも今なら、”言い訳”だと素直に認められるから、駅前に”うちなーぐち教室” とかあったら通うかも知れない。金髪のキレイな外国人でなく、うちなーぐちを話す講師の女性がいるなら入校する!

№145 妹が救われた〇〇〇の神様

「雨おとこや雨おんなは龍神様に好かれている」と好意的な意見もありますが、昔は、年に数回のキャンプに雨が降るのが当たり前だったり、今も沖縄旅行で滞在中晴れ続けた記憶がなかったりするので、本当に龍神様に好かれているのだと思います。

毎年、親族の数名で名護の氏神様のお手伝いに行っていますが、三年前の十二月に行った時はお詣りの後からずっと雨模様でした。

滞在二日目は妻が妹を連れて南城市の斎場御嶽に参詣に行き、兄と僕は母を連れて近くの上等なホテルの喫茶室でお茶をしていました。

斎場御嶽から駐車場まで戻る頃に「迎えに来て」って電話するよう言っていましたが、キレイな海を見ながら美味しいケーキセットを食べていると、小雨が本降りになったと思う間に土砂降りの雨に変わりました。

妻が言うには、妹は斎場御嶽の神気に感動し「心が洗われたようだった」と興奮気味に言った後に僕らに電話をかけたのですが、受付を出てすぐに雨が降り出したようです。

ザーザー、ザーザー ・・・ と小雨ですが大粒の雨に慌てて傘をさしますが、ザーザーザー、ザーザーと段々と雨足が強まり、ザザーザーザーザッザーザー 時折、悲鳴のような声を立てながら妹は雨に降られる様子をキャーキャー言いながら実況中継します。

もちろん、コーヒーブレイク中の兄と僕は大笑いしていますが、僕らも目の前の海が霞むような雨に見舞われていますから、「雨、風、雨、雨、雨」と叫ぶ妹の様子は分かるのですが、兄が「歩きながら大声で騒ぐな」と妹に言います。ところが、「もう、早く迎えに来て!心だけでいいのに服まで洗われてるぅ!」と絶叫に変わっていました。

二人とも傘はあっても、下半身がずぶ濡れになったようでしたが、駐車場前の道の駅になんと「靴下の自動販売機」が設置されています。妹はすぐに買い求め「靴下を新しくできただけで、ぜんぜん楽になった。斎場御嶽の神様に感謝」って笑ってました。

斎場御嶽の神様が自販機の面倒までみれないと思いますので、きっと”自販機の神様”か南城市のスコールを見越した販促だと思います。

「いつも、雨が降るんやけど、今回はいつもより酷い雨やった」と、合流した車に乗り込んで妹がつぶやきましたが、さっきカフェで僕が母につぶやいたセリフと一緒です。(たぶん、”龍神様の二人前大盛りサービス”です。)