言葉
2022.10.20
【寄与】(きよ)ーざっくり解説ー
【寄与】(きよ)
ざっくり一行でいうなら・・。
《名・ス他》
人のために役立ち貢献すること
例のごとく自分用にざっくりとまとめたものになっているので、詳しい解説は辞書をご覧ください。(責任回避)
寄与(きよ)
『寄与』目にする言葉ではありますが「なんとなくこんな感じの意味」で流し読みしている人がいるのではないでしょうか。
一言では「人のため」と伝えていますが、良く使われるいみとしては「社会のために貢献すること」に使うことが多いですね。
「寄」は「たよる、よる」という意味の漢字になり
語源としては「不安定」と「家」の組み合わせで、「人に頼ること」となり、そこから転じて「身を寄せる」や「人にあずける」という意味にもなりました。
「与」はイメージ通り「あたえる」という感じでいいです。
この二つをあわせて「ナニかを人にあずけ与える≒貢献」ということになります。
基本的にはいい意味で使うことが多く文書や漫画などで出てきた場合「貢献した」と置き換えても大きく問題はないと思います。
『寄与』と『貢献』の違い
置き換えれるとしましたが少し違いがあり
寄与と貢献は基本的に「社会または何か物事のために役立つよう尽力すること」を指すのですが
元は「貢献する」は謙譲語として使い、「寄与する」は目上から目下の人に対して使い分けをします
(厳密に言えばそうですがこれらを使い分けないことも多いです)
また『寄与』の対義語は『障害』になっています。
・先生の選択が環境問題に寄与した。
・先生の選択が環境問題の障害になってしまった。
みたいな形ですね。
寄与の使用例
「あの教授の研究がこの国の発展に寄与している。」
「ある医者三日三晩寝ずに研究を行い「コロナ対策」に寄与した」
「そのアイデアはIT技術の発展に大いに寄与することでしょう。」
とかですね。
ーー雑記ーー
「寄与する」なんとなく感覚的にわかる気がしていたので、小説で出てきても学んでこなかった言葉のうちの言葉のひとつですね。
社会に貢献するという意味がありどうしても硬い言葉で覚えにくいという印象があるので
ゲームの話(ポケモン)で考えてみると
ポケモンのタイプによる分類法を提唱したのもオーキド博士である。 ポケモン世界におけるポケモン研究の第一人者であり、その道の研究を体系化した偉大な人物。
pixiv百科事典
ということは、寄与を使用して説明すると
「オーキド博士の研究はポケモン社会の発展に寄与した」
というふうに覚えると結構覚えやすい気がします。
ちなみにオーキド博士は55歳、本名は「オーキド・ユキナリ」です。
ということでざっくりというなら『寄与(きよ)』とは
人のために役立ち貢献すること
でした。