ゲーム

2022.10.14

「桜井政博のゲーム作るには」「このチャンネルについて」を書き起こす 1

Hello World.
ヒヨコラボのWEB担当、にゃんたじです。

私が(個人的に)師として仰いでいる「桜井政博」さんがYouTubeを始めました。
めちゃくちゃわかりやすく解説されているので動画を見ていただくのがベスト!…なのですが…時間がない or 文字で見返したいという方のために文字起こしをすることにしました。

※ 半分は自分用ですので、誤字・脱字があるかもしれませんが、ご了承ください。
※ 桜井さんと同じスタンスで怒られたら怒られたときに考えます。

このチャンネルについて

このチャンネルについて(2022.8.24)

はい、皆さん、こんにちは。”有限会社ソラ”の桜井政博です。
『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』などを作ったディレクターもしくはゲームデザイナーです。どうぞよろしくお願いします。

最初にこのチャンネルの目指すところを述べます。
ずばり世界中のゲームの面白さを少しだけ底上げすることです。

一応伝えしておくとゲームの作り方を知らない方にもオススメです。
というわけでYouTubeで番組を展開することにしました。

といっても、ゲームプレイ実況で遊ぶ方面ではなくてゲーム開発、ゲームの面白さなどに則した話をしたいと思います。

ゲームデザインとかゲームの面白さって曖昧なんですよね。

人よる感じ方の差も大きいです。
私はゲーム制作学校などの講師を依頼されることがよくあります。
あったほうがよいですが、限られた人に対するプレゼンになりますね。

また 例えばGDC(Game Developers Conference)やCEDEC(コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス)などゲーム制作の技術会議などにおいてはテクニカルなことはともかくゲームデザイン論はお役に立ちにくいことも考えています。

だけど、たしかにゲームデザインのノウハウはなんかありそう。
人から伝授していってほしいといわれることもあります。

なによりゲーム制作に接点がない人へのとっかかりというのは必要ですよね。
この世界を垣間見られることは大事。

そこで私はゲーム制作の様々なことを番組したら、より多くの人に何らかの気付きを与えられる可能性を考えました。

少なくとも講師や講義や本の執筆よりも効果的ではないかと。
ゲーム作りの道に進もうとしている人がゲームの原理を知るきっかけになるかもしれない。
すでにゲームを作っている人が参考にできる考え方があるかもしれない。

そこまで頑張らなくとも他業種の現場や考えを垣間見るというのは多くの人にとって興味深いものです。
ゲームを作るのとは関係なく、単にゲームを遊ぶ人もゲームをより深く知ることで、よりゲームを楽しく遊べるという可能性もあることでしょう。

現にゲームをよく知っている私は最大限にゲームを楽しんでますしね。
いずれにせよこのチャンネルで話すことは自身の経験にちょい足しするものだと考えてください。
あくまでベースは視聴者の方の経験や技術や考え方、その考えにちょっとだけ下駄を履かせることはできるかもしれませんね。

もちろん効果はまちまちだろうと思いますが。
お断りしておきたいのですが非常に初歩的なこともお話します。
むしろ簡単なことだけでよいと考えています。

ゲーム開発をしたことがない方にもなるべく分かりやすく開発現場では常識と思われることもかみくだいて解説していきます。
半面テクニカルな事はあんまり解説しないつもりです。

それぞれの開発環境による落差が大きいし、秘匿事項も多いですしね。
だから技術的マウントを取りに来るのは控えていただけると嬉しいです。

あんまり長話をすると頭の中に入ってきにくいですから、1話は2分から5分程度で終わることを目指し見やすいボリュームで進めます。
あっさりスパンって終わりますがそういうものだと思ってください。

この番組は日本語版と英語版を用意しています。
YouTubeAIの同一性チェックで片方が落ちてしまう可能性も考えられますが、手探りしながら作っていこうと思っています。

ゲームの映像については、いろんなゲームの画像を半ば勝手に使わせていただこうと思っています。
問題少なさそうですから古典的な作品が多めになるかも。
もし版元さんに怒られたら、その時に対応します。

ゲーム映像があったほうが明らかに楽しく分かりやすくなりますから、大目に見てもらえると幸いです。

なお、なんと『スマブラ』の開発ROMの映像や私が作った一部開発資料をお出しできることがあります。ということもあるので任天堂には一応お話を通しています。
ただ、この番組は任天堂とは関係なく、私が運営していることをご注意ください。

そしてこのチャンネルはいわゆる収益を立てることを目的としていません。
なので、広告設定など途中にはさみません。
動画が長ければ長いほど収益は上がるようですが、それも控えて短くいきます。

編集スタッフや翻訳スタッフがいるので作れば作るほど赤が出るでしょうが、これはポランティア。
ゲーム業界への投資だと思って進めます

ゲーム制作者をターゲットにしているとなると非常にニッチなチャンネルになります。
実際の効果は結果としても全く見えないことと思いますが、まずは正面から取り組んでみたいと思います。

最後にこのチャンネルが目指すところを意味も含めてもう一度。

世界中のゲームの面白さを少しだけ底上げすることです。
ゲームを作る人あるいは作りたいと思う人にささやかな気づきをもたらします。
プレイヤーにとってもゲームのメカニズムが分かってよりゲームが楽しめるようになるかもしれません。

また、人のお仕事拝見というものは面白いものです。
ゲーム業界以外の方にもオススメです。

そしてなにより、将来のゲーム制作者を増やす遠因になりえると思います。
それは結果的により面白いゲームが生まれる可能性を増やします。

ニッチだけど他にはない価値がある。
何年経っても参考になれるようする。
そんな番組を目指していますのでサクッとチャンネル登録をしていただければ幸いです。

YouTubeというと番組でチャンネル登録を呼びかけるものですが、番組内では以後、呼びかけをしないことを約束します。
だからここでチャンネル登録しちゃいましょう。

してくれないと以後オススメにも浮上されず、せっかくできそうな縁が切れる可能性があります。
ニッチなチャンネルですからね。

頑張りますので応援してください。
よろしくお願いします。

(7:09)

執筆者:にゃんたじ