言葉

2022.10.06

【拙速】(せっそく)ーざっくり解説ー

【拙速】(せっそく)

ざっくり一行でいうなら・・。

下手だけど、できあがりの早いこと。


例のごとく自分用にざっくりとまとめたものになっているので、詳しい解説は辞書をご覧ください。(責任回避)

拙速(せっそく)

『拙速』普段使いとしては聞きなれないのですが・・・意味は「下手だけど、でき上がりの早いこと」と言った感じで実際に使うのは『巧遅は拙速に如かず』と言ったときくらいでしょうか。
(といってもこの諺も知ってるだけで使うことはあまりありませんが・・・)

ついでにこの「ことわざ」の解説もしておきましょう『巧遅は拙速に如かず』

『巧遅』『拙速』の対義語になります。
つまり『上手だけど、出来上がりの遅いこと』

ですので「ことわざ」の意味は、『上手に仕上げようと思ってぐずぐずするくらいなら、少しは拙くとも早く仕上げよという教訓で、いかに仕事がよくても遅いよりは、できが多少劣っていても速いことには及ばぬというたとえ。』

・・ゆっくり丁寧にいいもの作るより、まずはとにかく期限に間に合わせろ!って感じですね。
実際「ものづくり」の現場でも最初からゆっくりと100%のものを作るより60%でもいいから完成をさせてそこからブラッシュアップをしていいものを作っていく…というのが多いです。

なれてないうちはどうしても丁寧にしても100%のものは作るのが難しいのでそれならまずはスピードを意識して進めてみよう・・・と言った感じですね!

ちなみに孔子の言葉で「拙速(せっそく)は巧遅(こうち)に勝る」と言います。

まぁお仕事でもなんでも「なるはや」って大事。

拙速の使用例

「明日会議があるので拙速にことを運んで欲しい。」

「昨日頼んだ企画は?・・まだできてない?「巧遅は拙速に如かず」という、多少不安でも素早く進めることが第一だ。」

とかですね。

ーー雑記ーー

「巧遅は拙速に如かず」本当に『鉄は熱いうちに打て』ともちかいのですが制作を行う上でスピード感や熱量はとても大事で、経験上いいものを作れる時は完成まで割とスピーディーにことが運ぶことが多いです。

丁寧に作成してもお客さんに提出が遅いとやっぱり仕事ができないと思われてしまう。

そんな悲しいことがないように「巧遅は拙速に如かず」を意識してお仕事や制作に取り掛かりたいものです。

…本当に雑記ですが「拙速」って漢字だけ見て「拙者・・サムライ・・」意味を見て・・・「あっ仕事が早いけど雑な侍って・・・磯部磯兵衛物語には出てきそう。」そう思うとトップのかっこいいお侍さんもなんだかおっちょこちょいな裏があるように…いや本当に蛇足のお話ですね。(笑)

ということでざっくりというなら『拙速(せっそく)』とは

下手だけど出来上がりが早いこと。

でした。

執筆者:クロピヨ