一言感想文

2021.03.29

読了「結果を出す「仕組み」の作り方 実行力」

『結果を出す「仕組み」の作り方 実行力』

元大阪市長・元大阪府知事の橋本弁護士が、その市長・知事時代のノウハウをぎゅっと凝縮した本です。
最近話題となっており、橋本弁護士の考え方が気になっていたので、今回はこの本を読むことにしました。


物事を「実行するには」のキーポイントがぎっしり!

本書は、「橋本弁護士がどうやって、大阪の改革を進めて言ったのか」について書かれています。もちろん、それらをただ語るというモノでは無く、
・人を動かすためにこういった事をやった
・実行すべき課題をこのように探した
・実行し信頼される組織を作った方法
などなど・・・リーダーの役に就いている人ならとても参考になるような情報がぎっしりと詰まっていました。


「実行プラン」そして「情報の共有」

キーになる言葉は沢山ありましたが、「実行プラン」「情報の共有」はとても重要な事柄でした。

実行プラン・・・案だけでは動けない、何かをするなら具体的にどうすれば良いのかを考える必要がある
情報の共有・・・縦割の組織はそれはそれでメリットがある、ただし、縦の壁を超える横の情報共有が必要不可欠

どちらも当たり前と言えば当たり前のことですが、しっかりと実行出来ているかと言われると、首を縦に振れません。
特に、「情報共有」については組織の構造から考えないといけないレベルなので、なかなか実現が難しいです。
その分、本当に実現できたらとても大きな力になるのだと思います。


本書はリーダーとして組織の上に立つ人にとって、とても有意義な本に感じられます。
先に上げたものだけでなく、「上司部下は、人間関係で無く仕事をやり遂げたかどうかで信頼を築く」など、橋本弁護士流のリーダー論が沢山載っています。
また、橋本弁護士が大阪市長・府知事で行おうとしていた「大阪都構想」についても詳しく知ることが出来ます。

・リーダーの役に就いている人

・橋本弁護士の考え方を学びたい人

・大阪都構想について知りたい人

という人におすすめです!

執筆者:ネズマエ