言葉
2021.03.29
【僭越】(せんえつ)ーざっくり解説ー
【僭越】(せんえつ)
ざっくり一行でいうなら・・。
自分の身分や地位越えて、出過ぎた事をすること。
例のごとく自分用にざっくりとまとめたものになっているので、詳しい解説は辞書をご覧ください。(責任回避)
僭越(せんえつ)
僭越ながら申し上げさせてもらいますと、この言葉、最近目上の人から言われたのですが、その時「あれ?なんか変な感じ」と思って調べてしまいました。
・・・意味は「自分の身分や地位越えて、出過ぎた事をすること。といったところでしょうか
平たくいうなら、
僭越ながら ≒ 自分のような者が出過ぎたことをして大変恐縮ではございますが。
ということになり、上司から部下に、先輩から後輩にはあまり使わない言葉になります。
また、『恐縮ですが』という言葉に置き換えれることも多いです。
敬語を身分が上の人がつい下の人に使うことがあるように、極端にこれはダメというわけではないのかもしれませんがうっかり使わないようにはしたいですね。
僭越(せんえつ)の使用例
「僭越ながら私からご挨拶をさせていただきます。」
会社の部課長が出席している会議で
「A部署の佐藤です、僭越ですが意見させていただきます。」
結婚式で
「大変僭越ではございますが、私から乾杯の音頭を取らせていただきます。」
とかですね。
誤用としては上記の通り『目上の人が目下の人に』使ってしまうこと。
会社の部長が新人に
「僭越ながら私がここの部長だ、新人の君も覚えておきたまえ」
学校の先生が授業中に
「僭越ですがここは間違いになります。」
というのはちょっとおかしいので気をつけたいですね。
ーー雑記ーー
厄介「え?もう犯人がわかったんですか?」
掟上今日子「はい、僭越ながら。」
僭越という言葉を聞くとこの会話を思い出してしまいます。
「掟上今日子の備忘録」
原作は西尾維新さんで、漫画原作は浅見 ようさんですね。
忘却探偵シリーズ、掟上今日子の備忘録。
記憶が1日しか持たない『最速の名探偵』掟上今日子(自称:25歳の総白髪でメガネをかけた美女。)が織りなす日常。
探偵ものとして普通に面白いのですが、掟上今日子さんの性格が優しいようで、謝礼などの金銭感覚はシビア。普段は地味な服装だけど、浮かれると肌の露出が多い砕けたファッションになる。と・・・一言ではせつめいできないなんだかとても「いい」性格なのでぜひ一読していただきたい作品。
原作は西尾維新さんの小説ですが、ドラマ・漫画と色々な媒体にスピンオフ?されているので自分が得意な分野で、見てみると楽しめます。
漫画、掟上今日子さんも魅力的に描かれているので是非。
寄り道をしすぎてしまいました・・・『僭越』のお話ですね。
いきなりまとめますが、ざっくりいうと『僭越(せんえつ)』とは
自分の身分や地位越えて、出過ぎた事をすること
でした。