言葉

2023.05.19

【娑婆】(しゃば)ーざっくり解説ー

ざっくり一行でいうなら・・。

苦しみに満ちた耐え忍ぶべき世界、この世


例のごとく自分用にざっくりとまとめたものになっているので、詳しい解説は辞書をご覧ください。(責任回避)

【娑婆】(しゃば)

仏教から出た言葉で、「忍耐」を意味するサンスクリット語「saha」の音写。 (ある言語の語音を、他の言語の文字で書きうつすこと

この世は内に煩悩があり、外は苦しみを耐え忍ばなければならない俗世であることから「忍土」と漢訳され、自由のない世界は「娑婆世界」や「娑界」と呼ばれた…と 言うのが【娑婆】(しゃば)の解説になります。

(よく物語とかで極道が出所をして)「シャバの空気はやっぱりうまいな」と言っていますが→俗世に戻れて的な表現で使っている感じですね。

この使い方は『遊郭で働く女性的に「娑婆(シャバ)=>外の世界=>自由の世界」ところから来ているようですね。

シャバいって?

あと娑婆とは別に「シャバいわ〜」みたいな感じの言葉で聞くことがありますが、コレは俗世という意味合いではなくこの「シャバ」は普段は粋がっているのに「窮地に立たされるといきなり弱腰になる様子」を指すようで、「冴えない」や「根性なし」と言った意味に使ったりします。

こちらは博多弁の「しゃばかー」から来ているのかなと 「ぼろい」、「弱い」の意味があり、物がすぐに壊れたりすると「しゃばかー」という感じですね。

元に戻って「娑婆」の例文を

====例文====

「教習所の合宿めんどくさい、早く娑婆に出たいなー」

「私が娑婆に出たら、仕返しに来るやつがいるに違いない」

「あと五ヶ月したら娑婆にでれるはずだったのに」

ーー雑記ーー

今回は【娑婆】(シャバ)です

漫画でよくみる表現ですが最近ネットで「しゃばい」って言葉を聞くようになり「ん?俗世(い)ってどゆこと?」と、意味がよくわからなくなったので調べてみました。

まさか方言からきていたとは思いませんでした苦笑

【娑婆】シャバという言葉を改めて調べ直してみると仏教からきており「遊郭」からの言葉だとは、学生の頃に授業終わったら「シャバだ〜自由だ〜」と言っていたけどまさかこんな重いとは…とちょっと日和ってあたり「しゃばい」ですね苦笑

ということでざっくりというなら【娑婆】(しゃば)とは

苦しみに満ちた耐え忍ぶべき世界、この世

でした。

執筆者:クロピヨ