言葉

2023.02.23

【斜陽】(しゃよう)ーざっくり解説ー

ざっくり一行でいうなら・・。

勢威・富貴などが衰亡に向かい、没落しつつあること。


例のごとく自分用にざっくりとまとめたものになっているので、詳しい解説は辞書をご覧ください。(責任回避)

【斜陽】(しゃよう)

そもそも説明に難しい言葉入ってるの良くないですね、ですが今回はついでに覚えるためあえて入れてみました、

勢威(せいい):人をおそれ従わせる勢い。権勢と威力。
富貴(ふうき):富(とみ)も地位もあること。金持で身分が高いこと。

【斜陽】もっとわかり易い言葉に直すと『勢いや身分が高い人が衰退に向かっている様』ですね。

本来のもう一つの意味

太陽が地平線に沈もうとしている様ですね。

本来の意味はこちらで転じてここから転じて『勢いや身分が高い人が衰退に向かっている様』になったようです。


斜陽産業や斜陽族(こちらは太宰治の小説から)など言葉として出てくる場合は『勢いや身分〜』の方なのでそちらを先に紹介しておきました。

斜陽(しゃよう)の使用例

「斜陽が窓から入り込む」

「本来の産業が斜陽化してしまい駐車場ばかりになってしまった」

「斜陽階級とは戦後の急激な社会変動についてゆけず、衰えた上流階級のことだよ」

ーー雑記ーー

斜陽、この言葉をみると『太宰治』の小説が浮かぶ人が多いのではないでしょうか?
小説の『斜陽』から、斜陽族という言葉を生まれました。

※斜陽族:時勢の変化のために没落した、もと上流階級の人々たち。を指すようになりました。

『斜陽』の少し薄暗い世界観と、弱いけれど強く生きる女性象はとても印象的です。
太宰治の作品にはいつも影や艶のある魅力的な女性が存在するように思いますね。

ざっくりと作品の温度感は『人間失格』と『女生徒』なら『デスノート』と『ラッキーマン』くらい幅が広いなって印象ですね笑(情緒的でとてもいい作品ですが。)

と、脱線してしまいましたね。

ということでざっくりというなら【斜陽】(しゃよう)とは

勢威・富貴などが衰亡に向かい、没落しつつあること
または
太陽が地平線に沈もうとしている様

でした。

執筆者:クロピヨ