言葉

2021.03.29

【慧眼】(けいがん)ーざっくり解説ー

【慧眼】(けいがん)

ざっくり一行でいうなら・・。

物事の本質を見抜く力


例のごとく自分用にざっくりとまとめたものになっているので、詳しい解説は辞書をご覧ください。(責任回避)

慧眼、けいがん。

ちょいちょい聞く言葉で、読むことはなんとなくできるけど書くことは難しい。

・・・意味としては「物事の本質を見抜く能力」「深い洞察力」また「鋭い眼力」といったところでしょうか

ここでの眼力は視力的なものということでなく、「真偽を見分けることのできる能力」という表現ですね。

『慧』という文字自体には「聡い、(賢い)という意味や」「本物を理解する」という意味らしく、それらを『眼』という文字で「見抜く」という表現みたいですね。

慧眼の使用例

「山田さんは慧眼の持ち主だ。」
「その慧眼には脱帽する。」
「慧眼の士」
「万年窓際だったあの人のポテンシャルを見抜くとは、部長の「慧眼」には恐れ入ります」

とかですね。

あまり誤用することのない言葉ですが・・・

「僕は慧眼がよく、いつも視力は1.5だ。」

とかですかね・・・。(ちょっと強引)

【炯眼】(けいがん)とのちがい

【炯眼】ということばもありますが、

基本的には慧眼と同じような意味で。
「物事をはっきりと見抜く力」と言った意味ですね。
特に『炯』の文字自体が

光り輝く様、物事のはっきりしている様という意味を持っているので
慧眼より炯眼のおうが「鋭い眼光、目つき」という意味で使用することがありますが、

「僕くらい炯眼の詩人になると、それを見破ることができる」(太宰治「ア、秋」)

と言った形で字面的に少しかっこよく見えることがあるからなのか、小説なんかでは同じ意味でもこちら(炯)で書かれていることも多い気がします。

(と言っても炯眼のほうは『鋭く見破る』、慧眼は『見抜く』という微妙な違いを表現している場合もあります。)

ーー雑記ーー

そういえば「慧眼」のイメージのキャラクターといえば『小説<古典部>シリーズ』、アニメ『氷菓』で出てくる奉太郎(ほうたろう)というキャラクターですね。

彼は「千反田エル」という好奇心旺盛な女学生と一緒に事件に巻き込まれつつも、冷静な洞察力と判断力(省エネ行動)で次々と淡々と解決していくキャラクター。

『氷菓』小説ですが・・アニメにもなりましたね。
見れてないのですが、小説を見た私としては「わたし、気になります!」
と言ったところですね。

まとめ

ということでざっくりというなら『慧眼』とは

物事の本質を見抜く力
or
鋭い眼光

でした。

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執筆者:クロピヨ