今回はうちなーろーどの番外編です。NOVELDAYSで書いてる「まごろく」の加筆訂正版です。うちなー風味で濃くなった口の箸休めにどうぞ。「孫は来て嬉しく、帰ってもまた嬉し」とは言い得て妙なセリフだと気づくマゴロクです。
「しゃあないねん、今日は木曜やから」

C規格とされた団地に住んでいた頃に、結婚5年目の二男夫婦が孫を連れて遊びに来てくれた。本当に目の中に指を突っ込まれた時は、サスガに痛かったけれど、息子が二人だった僕にとって、二男夫婦に生まれた孫娘は初めての女の子で、涙が出るほど痛くても、鼻血が出るほど鼻の穴に指を入れられても、笑顔であやせるほど可愛かった。
この日は夕食後に、少し機嫌が悪くなった3歳児を「抱っこクセがつくから止めて」という息子のセリフを無視して外に連れ出した。きれいな月でも見せようと出て来たのに、あいにく今夜は月が出ていない晩だった。孫娘を左腕に座らせるように抱いたまま、ゆっくりと散歩しながら空を見上げると月明かりがないおかげで星がいつもよりキレイに見えた。
抱っこと散歩で機嫌の直った孫娘を、最近気に入っているらしいダンスの話で盛り上げながら、また空を見て「今日は星がいっぱい見えるね」と言うと、「星もキレイからええやん」と返されたので、「星さんと一緒にお月さんも居ったら良かったのにね」と続けると、『しゃあないねん、今日は木曜日やからお月さん居れへんねんで』 と、まじめな顔をして返された。(木曜やからと言い切る孫に)笑いそうになったけど、(教えてあげる風な)真剣な孫娘の顔を見ると、「あ、そうか!じいちゃん忘れてたわ!木曜やもんな」と、職場で40年貫いたポリシーを曲げて忖度してしまった。
※しかし、何で木曜って知ってんねんと思ったら、認知機能の衰えた親の為に買った「曜日が大きく表示されるデジタルカレンダー」を見せて妻が教えていたのを思い出した。
甘え声はカワイク、腰椎はカボソク

かつて
菊人形で有名だった遊園地に行ってきた
「抱っこしてくーださい」
いつまでもできる”抱っこ”ではないから
甘えた声で抱っこをせがむと「いつでもOK」
と教えたのは3年前
「抱っこしてくーださい」
甘えた笑みの孫娘は5歳になり
僕は3年分衰えた
孫を抱っこした翌日は
歩けないほどの腰痛に悩まされる
「抱っこしてくーださい。」
『はぁーい!』
笑顔で抱き上げるボクは馬鹿だ
※偶に腰痛に気をつける程度だったのですが「電話相談センター」に異動した途端に、長時間の着座のせいで週末の整骨院通いが慢性化しました。見かねた妻の”強引”から”強制”寄りの「おススメ」で購入した「p!nto【正規品】」のおかげで、いつしか整骨院に行かなくなっていました。
「だまされたと思って買ってみて」のセリフで騙されなかったことが無いので、最初は「何でこんな小さなクッションやのに高いねん」と思っていましたが、まだ「騙されてる」と思っていた頃に、ふと(最近、整骨院に行ってないなぁ)と気づきました。いつの間にか腰痛が緩和されており、それから10年以上も愛用しています。
結果的に、”腰痛”のためには整骨院に行かなくなったので、妻に騙されていなかったのですが、「5歳になった孫を、息子の目を盗んで抱っこしながら動物園を歩きまわる」修行の翌日には「腰痛を思い出す」ことになりましたが、久しぶりすぎて”整骨院に行けば楽になる”のを忘れてましたwww
わかるけど「弱火」ではない
夕方から雨だという予報の日に
孫から電話がかかってきた
「ばぁば、家にいてる?」
『おるよ。お外なん?もう雨降ってる?』
「うん。まだ、よわびやけど」



