ややこしい仕事の合間にみる沖縄の写真♡ 癒し気分で見ていたのに勝手な妄想が膨らんできた! この写真に”そんなドラマ”は無いのに・・・
No.7 わざと手前にピント合わせたの

知念岬公園で海をバックに写真を撮る君
「これ良くない?わざと手前にピント合わせたの」
確かに雰囲気のある写真だけど
カシャ!
君のドヤ顔にピントが合ってしまう
No.8 龍が横目で睨んでいる!

遠くに航空機が見える基地の横を、彼女を乗せた国産のコンパクトカーで走りながら、ボクが言った。
「ほら、あの雲見て!龍が僕らを見てるようだよ」「え?」短い返事でフロントガラスの向こうに広がる青空に君は目をやって、ほんの数瞬”龍”を探して答える。「そやね、雲やね」「いや、左向きの龍に見えるよ」僕は、もう少し食い下がってみたけれど、「それより、お昼に何を食べる?」と、彼女の中では横目の龍は通り過ぎたようだった。
「せっかくだからステーキでも行っちゃう?」僕は龍の感動が流されたようで、少し不機嫌にぶっきら棒に応えたのだが、彼女には通じなかったようで、「いいねいいね、ステーキいいね!ビッグHの特製も久々やし、サム’sのフィレ、88でリブ?、ロース、ランプ、ハラミ、焼肉もいいかなぁ?」と、間髪入れずに反応した。
運転しながら、僕は横目で彼女を見て、「リュウよりギュウだねぇ」と小さくつぶやくと、「ん?何か言った?」「いや、何も言ってないよ」「横目でチラッと見て、なんか言ったやんか!」仕方ないので応える。「龍より牛かぁって」「雲も見たって」と彼女の反論にかぶせて言ってしまう。「あのね、昨日の案内役の男の人ね、”横目”って苗字で与那国では多いらしいよ」
昨日、彼女と一緒に言った空手イベントの男性が”横目”って苗字なのを思い出した。人懐っこい笑みを浮かべた小柄で小太りの男性だった。彼女が右上を眺めて記憶をさぐり、ぽそりと言う。「ああ、あのハラミみたいな人か・・」それを、聞いて笑ったしまい、声を上げた。「わかった!ギュウを食べに行こう!」
No.9 気持ちの良い話

「次は石川店に行こう」
『え?』
「ひとり3缶までやからね」
『スーパーの”はしご”するの?』
「ポーク缶だけやし」
『マジで?』
「だって、ポーク缶」
(?)
「これだけ買ったら気持ちエエねん!」
(ああ、じゃあ仕方ないなぁ)