沖ハマりの日常 vol.34

沖ハマりの日常

去年は沖縄に行ったから今年はどこに行こう」なんて、言っていたはずなのに
「北海道がいい」とか「ネズミの国」がいいとか言ってたはずなのにー
気がついたら那覇空港にいてしまうような沖縄好きの戯言です。

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№84 みどりは色褪せても

レンタカーで動くことの多い沖縄で、恩納村や今帰仁城に行くのなら駐車場の確保には困りません。玉泉洞や斎場御嶽に行くのにも駐車場をあらかじめ探しておく必要はありません。

でも、国際通り周辺でレンタカーを停めるならあらかじめ駐車場の場所を調べておく方が良いと思います。実際には、国際通りの周辺には駐車場がたくさんあり、沖縄の人であれば探すほどでもないのですが、観光客がレンタカーに乗っていく場合は、目的地からほど近い駐車所に停めることができると便利です。駐車料金のほかに、僕は車の運転に自信がないので、駐車スペースや台数、ストリートビューで侵入道路の道幅まで見ておきます。

慣れない土地の上に人通りの多いところですから、レンタカーで動くのなら少しの事前準備で随分と楽になります。

そんな中、10年くらい前に「安くて広い」という友人からの情報をきっかけに、良く使うようになった沖映通り沿いの「みどり立体駐車場」がありました。「ココを使う」と決めておくと、どの方向から来ても道がわかるようになりますし、目的地付近で探さないというのは心丈夫なんです。

国際通りを歩くのに国際通りを通行しなくていいし、内地と逆回りでビル上階に進む不可思議さ、入り口ゲートの脇にある小さな池の謎、出口の前にある信号のおかげで左右どちらにも出やすい、狭い道を通らずに空港に向かえる便利さなど、気に入ってしまうと、お気に入りポイントがいくらでも出てきます。(おそらく、ほかの駐車場を常習とした場合には、新たな褒めるポイントをいくつも用意すると思いますけど)

ただ、老朽化のためでしょうか?このお気に入りの駐車場が2024年に閉鎖してしまったのです。後ろにいた妻に気づかずにバックさせて、妻を轢きそうになった思い出の立体部分の建物が取り壊されてしまったのです。

でも、ご安心ください。立体部分が無くなった現在も平面駐車場として、再オープンしていたのです。駐車棟は建て直されるという事ですが、内地と逆回りに上るという本土返還の名残は無くなってしまうのでしょうね。

(グーグルマップで現在と過去のストリートビューをスクショで貼り付けようと思いましたが、Googleさんの利用規約に反するということで断念しました。駐車場の前の「D-naha」で検索すれば、表示されますので、どうぞ、2024年とそれ以前のビューを見比べてください。)


しかし、みどり立体駐車場の思い出は建物とともに色褪せていくのですが、何年経っても「轢かれそうになった」妻の記憶は色褪せません。(だって、停めるたびに言われるんだもん・・・)

№85 温厚で優しいオキちゃんだから

NOVELDAYSと同時投稿となりますが、オキちゃんを偲びたいので容赦ください。

数年前に「美ら海水族館のイルカショーで有名なオキちゃんは何代目でしょうか?」なんて、クイズを見ました。僕らが初めて見たのは、まだ「沖縄記念公園水族館」の頃だと思いますが、その頃にも「オキちゃんのイルカショー」があったと思いますから、イルカの寿命は知りませんが「三代目か四代目くらい?」なんて思いましたが、「正解は初代でーす」と叫ぶ女性の声に驚いた記憶があります。

昨日、飼育50年の世界最長記録を果たしたオキちゃんの訃報が届きましたが、かなり残念ではあるものの、イルカショー自体は内地の水族館でも見る事ができるし「沖縄の有名人が亡くなった」という程度の“残念”でした。でも、遅まきながらもオキちゃんを調べてみると書かずにはいられなかったのです。

イルカの平均寿命は種別によっても異なるのですが、バンドウイルカ(正確には、オキちゃんは“ミナミバンドウイルカ”という種別になります。)は野生だと30年~40年ですが水族館だと7年~18年です。大洋を泳ぐイルカに水槽は環境的ストレスが要因で免疫力が低下し短命になってしまうと考えられています。しかし、どの記事にも“例外”として「沖縄美ら海水族館では50年を超えるイルカがいる」と紹介されています。

おそらく、水族館スタッフの方々による献身的な働きにより飼育環境が整えられているからだと思います。もちろん、オキちゃん個体に素晴らしい生命力が備わっていてこそですが、美ら海水族館の優秀さを証明する事実として、オキちゃん以外にも50年の飼育期間を持つイルカがいるのです。

同時期に沖縄に来たもう一頭のミナミバンドウイルカ「ムクちゃん」が居る事をご存じですか?オキちゃんの派手なイルカショーとは別の”ダイバーショー”を担当しています。

二頭が沖縄に来たのは1975年で、当初はオキちゃんが「白緑」、ムクちゃんは「紫黒」と見た目の特長で呼ばれていたようですが、その後、ショーの人気者となった「白緑」は公募を基に「オキちゃん」と改名されましたが、「紫黒」は“むらさき”と“くろ”から「ムク」と名付けられました。

オキちゃん同様に体調と相談しながらショーに参加しているようですが、僕より早く働き始めたのですから、もう“定年”を迎えさせてあげたいと思います。
さて、実は調べて知った、もう一頭のイルカがいます。名前を「サミちゃん」と言いオキちゃんの娘イルカで26歳になります。年齢に“推定”とつかないのは世界的にも珍しい水族館で生まれた繁殖個体であるためです。ところが、母イルカと同じようにイルカショーに出ていた20歳の頃に尾びれを失う大けがにより遊泳能力とイルカ仲間との社会性を失ってしまいます。

もっとも、この大変な状況はサミちゃんが初めてのことではなく、過去にも水族館で病気から尾びれを失ってしまった「フジちゃん」がいたのです。泳ぐのを止めて、ただ水に浮くだけになったフジを見かねて、獣医とスタッフがタイヤメーカーとして世界に名を馳せるブリジストンにゴム製の人工尾びれを製作してもらえないかという依頼したのです。

当然、世界で前例のない事ですから依頼を受けても、生きているイルカに装着するものですし、ジャンプ時には1トンもの力がかかる「尾びれ」を開発するにはトンデモナイ苦労があったと思いますが、いくつもの試作を重ねて製作した尾びれでフジをイルカ社会に復帰させてくれたブリジストンの技術は素晴らしいと思います。

そして、時を経て培われた技術はサミも救うことになったのです。ただ、サミは尾椎の骨折や腱の断裂などもあり元のように大きな尾びれに戻りません。それでも、スタッフと共にリハビリに励み泳力と社会性を取り戻していったのです。そして、元気になったサミだったのですが、今年の6月に以前から患っていた肺炎が悪化して死んでしまったのです。

そして、同じ年の12月に母イルカであるオキちゃんも亡くなりました。単なる偶然ですし、オキちゃんの高齢を考えると、いつ起こってもおかしくない出来事なのでしょうが、知恵があり温厚で優しい母イルカですから色々と考えてしましました。

名を冠した「オキちゃん劇場」に行ける日を想像して、今は二頭の冥福を祈ります。

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