「おいしい話」は沖縄で食べた料理の話が中心ですが、あまり、お店の名前は書かないのでグルメガイドにはなりません。でも、沖縄で食べても内地で食べても、おウチで食べても、思い出すと食べたくなる料理が多いのです。
黒糖ピーナッツところによりピーナッツ黒糖
ずっと、「黒糖ピーナッツ」だと思っていまいたが、袋には「ピーナッツ黒糖」や「ピーナッツ菓子」などと書かれていました。ネットでも呼び名が変わりますが、どちらで検索しても同じものが出ましたので、勘違いを貫き「黒糖ピーナッツ」と表記させていただきます。

コロナ警戒時期に那覇のコンビニで買った「黒糖ピーナッツ」をアテに泡盛をホテルで部屋呑みして以来、黒糖ピーナッツのファンになってしまいました。次の年から沖縄に行くたびに買ってしまうのですが、意外にも多くの種類があることに気づきました。
大別して2パターン
黒糖を溶かした溶液につけて、5粒くらいのピーナッツが固まったもので、黒糖もキャンデーのようになり、ピーナッツとともに噛み砕くとピーナッツと黒糖の美味しさに加えて食感の違いが楽しいです。しかも、コンビニでもスーパーでも色んなメーカーのものが置かれているので、商品によって黒糖の味の違いや硬さの違いがあって、食べ比べてみると面白いし、泡盛がガンガン進んでしまいます。
もう一つは、ピーナッツに黒糖がまぶしてあって、固まりを食べると言うよりも一粒ひと粒食べていきます。黒糖を固めた食感はなくピーナッツを噛み砕くと黒糖の味と香りがする感じになります。黒糖を固めたものが「カリカリ」や「ガリガリ」と言うなら、「サクサク」という感じでひと粒ずつ食べ進めるせいで、止めるタイミングが難しくて延々と食べ続けることになり、泡盛がガンガン進んでしまいます。
固めてあるタイプよりも、一袋に多くのピーナッツが入っているのはまぶしタイプのように思いましたが黒糖をふんだんに使っているのは固めタイプと思えますので、どちらの方がコスパに優れているのかは分かりません。まぁ、コスパで選ぶより好みだと思いますが。
沖縄土産で両方のタイプを買って来ましたので、決意を新たに「痛風治して、泡盛で食べるぞ!」と思いましたから、美味しい黒糖ピーナッツは痛風治療にも一役買います。
続 黒糖ピーナッツ ~ 優しさと思いたい
「ああ!これ許田で買ったやつやん」 机の上に置かれた黒糖ピーナッツの袋を見て、僕が歓喜の声で叫ぶ。「そう、許田で買ったやつやで」妻が笑顔で応える。食べるだけの数枚を入れるには少し大きめの器を用意した妻が、袋を開けるや否や一気に器にぶちまけた。
「うわ!一気に出すんや?」もったいない精神の彼女にすれば大胆な黒糖ピーナッツのてんこ盛りに僕のテンションは上がり、「泡盛出してくるわ、こんなに食べたら酔うなぁ」僕は本当に楽しくなっていたけど、一気にひと袋全部を食べてしまうのは惜しいような気になって妻に言ってみた。
「全部、一度に食べないで、少し分けようか?」僕の小心者らしい言葉に妻が言う「賞味期限、今日までやねん」(そう言えば、今回は大量に買ったはずなのに余り食べてなかったよね。)
続続 黒糖ピーナッツ ~ 大丈夫
「前のと違うヤツやで」 妻が新しい黒糖ピーナッツの袋を持って来て、また一気に袋を逆さまにして器に盛ったから僕は先に聞くことにした。
「賞味期限は?いつなの?」 僕の問いに妻は即答で返す「大丈夫」と笑っている。僕は安心したけど、すぐに続いた言葉を聞いて思った。
「もう切れてるから」にこやかに語る彼女に「大丈夫」の意味を教えたい。
シン 黒糖ピーナッツ ~ 何かの実験?
珍しく仕事に追われる日々を送っていた時に、妻が仕事の間食用に個包装された豆菓子とノンカロリーの飴と、黒糖ピーナッツの袋を手渡してくれた。パソコンに集中して作業をしていると、小腹が好いてきたり、妙に甘いものが欲しくなったりするので、これは嬉しいラインナップだ。
背中の窓は暗くなり、時刻は20時を回って、ようやく今日の仕事終わりが見えてきた。さっきのルイボスティーと一緒に食べた豆菓子の塩気もいいけれど、頭を使いすぎたせいか、少し甘いものが欲しくなって飴を取り上げたが冷蔵庫に入れておいた”黒糖ピーナッツ”を思い出した。
「疲れた脳と小腹に最適じゃないか」と、ひとり言を漏らしながら封を切る。自宅の保管場所が悪かったのか?若干、黒糖の表面が溶けているように見えたが、味には関係ないだろう。
たしかに黒糖の味には関係なかった。口に入れた瞬間に、歯に黒糖が張り付いてくる、噛んだ後にピーナッツがグニャと潰れる。カリッと割れるのではなくグニャと潰れた豆から、古い油の匂いと味が口の中に広がる。
ふた口目が食べられずに、僕は袋を手に取った。【23.12.15】信じられないことに、1年半以上も前に賞味期限が切れていた。「まさかや!」 1年半前に書いた[続黒糖ピーナッツ]と一緒に許田で買ったやつだった。


